濾過するように思考していく人たち
4月26日
気温もほのあたたかく、新緑の目にしみる鴨川日和でした。シードルとグルテンフリーのパンとチーズを買い、荒神橋のたもとで鴨川飲み。鴨田さんとしばしゆるりとした時間に浸る。途中からラッパーのUtataneくんも合流して、京都でいちばん好きなモンパン食堂へ移動する。今日は採れたての筍をバターで炒めたもの、わらびの佃煮、イタドリの豚肉炒めなど山菜があって、旬のものをたくさん頂きました。
食べたものの分子は体内で燃やされるだけでなく、細胞のひとつひとつに置き換わっていくのだと、福岡伸一さんの本に書いてあったことを思い出す。身体がすっかり春を帯びていく。
4月23日
好きな場所や人の前では、自然と呼吸が深くなる。それと同じ理由で、呼吸が浅くなるところは不得手なんだと、身体の無意識に気づかされることは多い。
4月22日
今日の日中はHomesick Studioのメンバーとラジオの収録をしていました。逡巡しながら、濾過するように思考していく人たちの集まり。むしろその時間における言い淀みや沈黙に信頼を置いている。
4月21日
今年はたくさんお花見をしたけれど、近所の河川敷にミモザの木を見つけたのがいちばんの収穫だった。調べてみたらミモザというのは通名で、アカシアと呼ぶのが正しいみたい。NOKKOがアカシアの雨に打たれて泣いていたのは、この花のことだったんだ。ずっとバオバブのような樹を想像していたから、長年のイメージが更新されて感慨深い。
4月19日
東京から大谷さんが遊びに来てくれて、二日連続で晩御飯をご一緒する。昨夜は餃子王で鹿肉の水餃子を食べ、今夜はふくいで鉄板焼きとお好み焼きをたらふく食べる。おばちゃんとの会話を楽しんでいたら、おばちゃんとの会話を楽しんで、と上松さんからメッセージを受信する。せっかく丹波口まで足を伸ばしたので、ついでにきんせ旅館でお茶をしてきた。夜の京都徘徊は楽しい。