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ポートレイトマガジンゼミ vol.1(全6回)


身体という場所には、常にできごとが起きています。

他者と接触することで生まれる火花や、大きな波に侵食されることへの抵抗。身体にまといつく意味の重さや、「恋人」や「親子」といった関係ごとに生まれる役割。それらに紐づいた、私たちのあいだに横たわるコントロールのできない感情たち。

たったひとつの身体の中には簡単に束ねることのできない視点や物語がさまよっていて、しかしそれらは既に知られた言葉をこえていこうとする写真の力と併走しながら、新たに編集されていく道へと通じているのかもしれません。

このゼミでは、全6回のワークショップや課題を深めていきながら、参加者全員の作品やテキストを一冊にまとめたマガジンの制作を目指していきます。ポートレイトにまつわるイシューを入り口として、この時代の「景」を写真からひらいていくための場を、みなさんとともに運営できればと思います。

申し込みはこちら 📮(10/27締切)
 

講師:成田舞、堀井ヒロツグ
日程:全6回(月1回対面開催、15:00~18:00)
(11/17, 12/22,  1/19, 2/2, 2/23,  3/23 )*ご都合がつかない日程は補講日や録画を提供する予定です。

参加費: 都度5,000円
(マガジン制作時に別途制作費が発生しますが、判型や部数、制作費については参加者同士で決めていきます。)

募集人数:10名程度
(年齢・経験は不問です。普段制作されている写真が閲覧できるURLやSNSを提出していただき、参加者を選考させていただきます。
未経験の方は、簡単な志望動機をお書きください。選考の結果は順次メールでお知らせします。)

場所:写真室 窓辺(京都府京都市左京区下鴨本町12 カワミビル 301)


成田舞
京都造形芸術大学(現 京都芸術大学)情報デザイン学科にて写真の撮影、現像、プリントなどを学び2010年に独立。
2009年、littlemoreBCCKS写真集公募展にて大賞・審査員賞(川内倫子氏選)受賞、2011年に作品集『ヨウルのラップ』(リトルモア)が出版される。

身体の内側に潜在している固有の記憶と、体の外側に表出している現象との関係性を写真や映像、テキストを媒体としてうつしとり、それぞれの体内に内包している個人的な物語を抽出するための試みを行なっている。
http://www.naritamai.info/

堀井ヒロツグ

早稲田大学芸術学校空間映像科卒業。2013年に東川国際写真祭ポートフォリオオーディションでグランプリ、同年に塩竈フォトフェスティバルにて特別賞。2019年に、京都国際写真祭 KG+セレクトアワードでファイナリスト。2021年にIMAnextでショートリスト(J・ポール・ゲティ美術館キュレーター:アマンダ・マドックス選)を受賞。

ジェンダーやセクシュアリティの線引きに基づいた関係の紐づき方からこぼれ落ちてしまう親密さや、孤独を延命していける弱さの力に関心を持っている。近年の主な展示に「都美セレクション2023」東京都美術館(2023)、「身体の脱ぎ方」PURPLE(2024)。https://www.hirotsuguhorii.com/

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